2011/02/03 (木)

白目と歯の色を比べるとどちらが白い?

生き生きとした顔の表情には目と口元の印象が大切です。白く輝く歯は表情を引き立たせる効果があります。歯の色といえば白をイメージすると思いますが、実際に鏡を覗き込んで自分の歯を見てみると、真っ白ではないことに気づくと思います。どちらかと言うと、真っ白というより少し黄色が入ったアイボリーといったところではないでしょうか。

歯の表面は半透明のエナメル質ですが、その下には黄色っぽい色の象牙質があります。年齢とともに歯の表面のエナメル質が削れて少しずつ薄くなりますので、その下にある象牙質の黄色っぽい色が目立つようになってきます。

歯の色はエナメル質が薄くなる影響も受けますが、食べ物によっても影響を受けています。コーヒー、紅茶や赤ワインなどの色素は、歯の表面に残りやすく、タバコを吸われる方はヤニによる汚れで歯に着色が残り白い歯を変色させる原因になっています。食べ物などの色素を寄せ付けないためにも、食後の歯磨きによるセルフケアが大切です。

白い歯を取り戻すためには、歯科医院での専門的なケアが効果的です。歯科医院で専用の機器を使って、歯をきれいにするのがPMTCです。PMTCはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、コーヒーや赤ワインなどの汚れやタバコのヤニをきれいにして、自分ではケアが難しい歯と歯の間や歯と歯茎のすき間などを掃除してもらえます。

さらに白い歯を手に入れたい方にはホワイトニングがあります。長年蓄積された歯の汚れ、着色や変色を改善するための治療法です。大きく分けて歯科医院で行われるオフィスホワイトニングと、歯科医師が作ったマウスピースの中に患者さん自身が薬剤を入れて装着するホームホワイトニングがあります。何れの方法も患者さんの状態によって十分な説明を受けて行うことが大切です。

歯を白く輝かせるためにはいくつかの方法がありますが、あまり白すぎるのは不自然に映るようです。目の白目と同じ程度の白さが目安と言われています。白い歯、輝く歯を取り戻すにはまず、むし歯や歯肉炎の治療が先決です。日頃の歯みがきで自分では磨いているつもりでも、磨き残しがあったり、十分に磨けていない部分があるかもしれません。いつまでも白い歯を保つために、歯科医師や歯科衛生士など専門家に定期的にチェックしてもらうことをお勧めします。

<2011年2月3日更新>

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