2013/08/02 (金)

右と左の眉毛の高さが違っていませんか?

ものを食べるときに、いつも同じ側の歯でかむことを『偏咀嚼(へんそしゃく)』と言います。口腔悪習癖のひとつとされ、『片側咀嚼』や『片側噛み』とも言われています。偏咀嚼は本人が気づかないうちに習慣となり、顎がずれる原因になることもあります。

偏咀嚼の原因として考えられるのは、片方の側に虫歯があったり、歯が抜けたままの状態で放置されていたりすることがあります。入れ歯が合わないようなときも、偏咀嚼の原因になります。また、食生活が変化し、軟らかいものを食べることが多くなった現代人は、噛む回数が減り、左右でバランスよく噛む習慣がなくなっていることも、偏咀嚼の原因になっていると考えられています。

片方の側でばかり噛んでいると、歯並びが乱れ、顔や体のゆがみに繋がったり、ひどくなれば頭痛や肩こりの原因になり、体にいい影響を与えることはありません。鏡で自分の顔を見たときに、眉毛の高さが違う人や、笑ったときの口角の位置が違う人は、偏咀嚼になっていないか食事のときに気をつけてみてはいかがでしょうか。

軟らかい食べ物ばかりを食べていると、噛む回数が減り左右バランスよく噛むことが難しくなりますので、噛みごたえのある食べ物を意識してとられてはいかがでしょうか。野菜、キノコ、海藻や玄米など、たくさん噛まないと飲み込めないような食材を多くとるようにします。噛む回数を増やすために、食材を薄く、小さく切るのではなく、厚く、大きく切るようにするとよいでしょう。調理の仕方も、やわらかく、ぐだぐだに煮るのではなく、あえて歯ごたえが残る程度で調理を終えると噛みごたえのある食事になります。

もし、偏咀嚼になっているようでしたら、意識して左右バランスよく噛むようにすることが大切です。右側の歯で10回噛んだら、次は左側の歯で10回噛むようにして、左右交互にバランスよく噛むようにしましょう。

参照:タニタの健康応援ネット からだカルテ ホームページ

<2013年8月2日更新>

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