2016/01/07 (木)

子どもには知られたくない「くまのプーさん」のお口の事情!

子どもたちに大人気の「くまのプーさん」ですが、子どもには知られたくないようなお口の事情があったようです。1934年に亡くなった「くまのプーさん」のモデルになったメスのクロクマの頭蓋骨が、ロンドンの英王立外科医師会の博物館で展示されたそうですが、その頭蓋骨には歯がほとんど残っていない状態でした。

ディズニーの「くまのプーさん」が子どもたちに親しまれていますが、もともとは1926年に英国で発表されたA・A・ミルンの児童小説が原作です。A・A・ミルンの息子である、クリストファー・ロビン・ミルンが持っていたテディ・ベアをもとに原作が描かれ、原作に登場するクリストファー・ロビンは作者ミルン自身の子どもの名前が由来のようです。

1歳だったミルンの息子、クリストファー・ロビンのために購入したテディ・ベアを、「ウィニー・ザ・プー」と呼ぶようになりました。当時、ロンドン動物園で公開され人気だったメスのクロクマの「ウィニー」にちなんで名づけられ、「プー」の名前の方はミルン親子が親しんでいた白鳥につけた名前からきていると言われています。

「くまのプーさん」のモデルになったロンドン動物園のクロクマは、子どもたちが囲いの中に入って勝手に食べ物を与えることができる状況でした。子どもたちに食べさせられた甘いもの影響や高齢だったということもあって、死後80年近く保管されていたクロクマのウィニーの頭蓋骨には歯がほとんど残っていなかったようです。

「くまのプーさん」はハチミツが大好きで、11時になると「ちょっとひとくち」と何かをつまむのを楽しみにしています。原作のモデルになったクロクマも「くまのプーさん」のように甘いものが好きだったのかもしれませんが、歯のお手入れのことは誰も教えてくれなかったようですね。「くまのプーさん」のモデルのクマは、むし歯で歯がなくなっていたとは、これから正しい歯みがきを覚えてもらいたい子どもたちには知られたくないお話ですね。

参照:毎日新聞 ホームページ

<2016年1月7日更新>

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